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t r a n s l a t i o n :   t a k a o   y o s h i k a w a   ( p i p e r p h o n i c @ m a i l . g o o . n e . j p )

 

Kawai K5000でモーフィングが簡単に
ハーモニック・レベルDHL エディット方法は取扱説明書でマスターされていることと思います。そのなかでハーモニックエンベロープ(DHE)のエディットは直感的ではないのでいつも苦痛を感じています。ユーザーの皆様におかれましても結果の想定しやすいモーフ機能をトライされたことと思います。

 

モーフィングでできることとできないこと
モーフは倍音ソースのハーモニックエンベロープをエディットする機能です。設定されているハーモニックエンベロープ(DHE)の値をハーモニックレベル(DHL)から算出することです。ここに通常のパラメーターエディットと大きく異なる点(一つのボタンで576もの値をエディットできる機能)があります。ハーモニック・エンベロープ・ビューもしくはハーモニック・エンベロープマルチビューメニューを見て下さい。表示された値はモーフを実行したときのみにおこる変化を示したものです。

この計算を呼び出すために、まず適当な倍音ソースを選び、モーフモードを選択して下さい。そしてモーフメニューに適当なパラメーターを入れ、スタート・ボタンで実行すると、そのパッチ内(全てのパッチではない)でモーフが実行されます。注)この機能は倍音ソースのみで実行が可能です。

ま た、ここではピッチ、フィルター、LFOな どのさらなるパラメーターもあります。選ばれた項目がなんであれ、モーフできないものはありません。しかしそれらは全体の音に強く依拠するものなので、モーフさせる際にはテンプレートのパッチ自体から中立を保つようにしなければなりません。4つの倍音ソースのDHLス ペクトラ間で(大なり小なり)スムーズに移行することがモーフの算出結果となります。それらは4つのDHEフェー ズ(アタック、ディケイ12、リリース)に相当するものです。

倍 音毎に異なるレベルの間で同時に移り変わりが行われます。必ずしも結果を聴くことはできないかもしれませんが、DHEメニュー内では視覚的にその移動が検出されていることがうかがえます。

モー フ・モードは適当なソースをもたないDHLパラメーターを必要とします。:ソフト/ラウド・スペクトラムを持たず、そのスペクトラム間でベロシティー・クロスフェードの無いものを選んでください。

※ モーフモードが終わればノーマル・モードに切りかえればいいだけのことなのでそれらは控えたいですね。

 

 

難点と注意点

アディティブメニュー(ノーマルモード/モーフモード)画面では、ソースの選択ができません。右、左に配置されたボタンによって選択しておかなければ、全てのメニューにおいてソースのモードは設定できません。どの画面にいく場合でも前画面でどのソースが選択されているか覚えておかなければなりません。例えばDHLサ ブメニューのノーマルソースでそれ以前に選択したソースがモーフモードに設定されていたとしても、それはノーマルモードを選択したということにはなりませ ん。モーフソースにてDHLを エディットすることで効果があらわれますので混乱しませんように。オリジナルソースのダイナミックレンジスペクトルは限定されています。DHLレベルは64-127で利用できます。64以下の値は全て64として扱われます。アディティブソースの全DHLは モーフモードにある限り、最高127と されますのでDHEの 編集時にはノーマルモードに戻って行ってください。全DHLを最高(テンプレートパッチのように)に設定しモーフモードを実行してください。モーフィングが実行された後でもDHLス ペクトラムの編集は可能です。もし2つ の倍音レベルがオリジナルソースと同レベルにある場合、2つのうちの1つはモーフィングによって若干異なる結果を引き起こします。それは倍音エンベロープ機能のもつ特異な習性によるものです。(出発地点と終点のエ ンベロープで位相が同様で、時間差がゼロの場合におこります。)これは一般にDHEの みのモーフモードでおこるわけではないです。よって継続される倍音レベルが同じ場合、不意にパッチがおかしくなることがありますのでDHEを 描画する際は要注意です。通常、ハーモニックレベルの左に位置する追加のスペクトラムが全てゼロになっていなければならないのでマニュアルではモーフセクションの説明が不充分です。これはキーダウンに値することです。フェイズ1の スペクトラムを傾斜をつけて伸ばしていくのを描くか想定して見てください。そうすることで4つ のスペクトラが4つ の変化を起こしていることがわかるでしょう。

 

ステップ1  準備
"mrftmplt.zip”を ダウンロードしてください。解凍した"MRFTMPLT.KA1"をディスクに保存し、K5000の空いているところにロードしてください。MrfTmpltテ ンプレートパッチはモーフ(出発)とデスティネーションソース(終点)の 両方からできているので、パッチを替えることなくDHLス ペクトラをエディットできたり、それらを容易にモーフさせることが可能です。

ソース3,4,5,6は ノーマルモードのスペクトル(出 発)となり、ソース1,2は モーフモードで、モーフデスティネーション(終点)が設定されてあります。

(ファイルは)モーフした2つの結果をミュートしたり発音させたりすることで比較することが可能になるので、2つのモーフ(終点)をもたせてあります。従いまして2つ(両方)必要というわけではありません。

エ ディットを押し、ソース1を選びモーフメニューを開いてください。4つのソース(元)が選ばれ、シングルが保存場所に選ばれていることを確認下さい。この場合、パッチはそれ自身が選ばれている必要があります。それゆえにシングルの値として4つ(P1...P4)全 てのパッチの保存されている場所を選択しなければなりません。

ソース2に ついても同様です。パッチを保存し、つねにそのパッチが保存されている場所を守るようにしてください。

 

ステップ2  スペクトルのエディット
ソー ス3,4,5,6DHLをエディットします。これらのスペクトルはモーフサウンドのアタック、ディケイ、サステイン、リリースの位相です。ハーモニク・レベル・コピーメニューに他 のパッチからスペクトルをインポートしてください。エディット中のソースを除いたソースをミュートすることで試聴も容易になるはずです。ハーモニックレベルは主に上部のダイナミックレンジ(64...127)を用います。尚、64以 下のレンジについてはモーフの結果には反映されません。こうすることでスペクトルに対してハーモニックの題材全体にリッチな印象を与えることでしょう。

 

ステップ3  モーフ
さて4つのスペクトルが準備できました。しかしまだそれらはエディット領域にありますのでパッチを保存してください。でなければモーフ元のソース表示は決定された ものを表示するのではなく、まだ無作為にスペクトルをポイントできる状態にあるわけですから。ソース12を 選択し、他はミュートしてください。そして4つの時間変化を入力しましょう。時系列はここでは説明外ですので、ご自身で実験してみて下さい。ここでいう時系列とはDHEの 時間軸と対照をなすものです。また、モーフの過程は時間から値に変換されます。

さあ、実行してみてください。いくつか鳴らしながら聴いてみてください。時間を変えてモーフしてみてください。奇妙にも、音色の移り変わりが想像したよりも スムーズに行われていないことはないですか?DHCプロセスとはこういうものですので、これはどうにもなりません。ハーモニック・エンベロープレベルをDHEメ ニューで詳しくみてみましょう。

 

ひとつの移り変わり時間が全ての倍音に作用はしたけれども、64-127のレベルが0-63に選ばれているように、値が必ずしも同じではないということです。それでいいのです。

 

ステップ4  トライしてみましょう
ま ずパッチをあいているところに保存します。そこで作業をします。テンプレートのパッチはニュートラルを保つようにしてください。再びノーマルモードに入りDHLスペクトル画面に入ります。DHEの値に変化をつけていきましょう。こうすることで音色の移り変わりがスムーズにいくようになります。

それではチュートリアルを閉じて、ご自身の味覚で味付けしてみましょう。

 

お楽しみ下さい!

 

 

さらなるモーフィングについて